イーストシティの一角にある宿屋・・・そこで兄弟喧嘩をするエルリック兄弟・・・


「アル!またネコを拾って来たのか!!」


「だって・・・雨に打たれて可哀想だったから・・・」


「今すぐ捨てて来い!!!」


「兄さんの人でなし!!」


そう叫ぶとアルは宿屋を出て行ってしまった。


17『ネコ』


「兄さんにはわからないんだよ・・・こんなに可愛いネコなのに・・・捨てて来いなんて・・・」


鎧の為、表情はわからないが、凄く落ち込んでもよう。


「アル?どうしたの?」


「あ、。」


目の前に現れた一人の女性。・マスタング少佐。


「あれ?エドは?アル一人なの?」


「実は・・・」


数分前にあった事を事細かくに説明をした。


「なるほど・・・エドの気持ちも解かるけど・・・こんなに可愛い子猫を捨ててこいだなんて・・・」


「酷いよね・・・」


は子猫を抱えながら考え込んだ。


?」


「ねぇ、アル。」


「な、何?」


は笑顔でアルの方を向いた。


「この子、私が飼ってあげようか?」


「え?いいの?」


「うん。だって、エド達が居ない時寂しいんだもん・・・」


少し悲しそうな表情をする。そして、子猫を目線の高さに上げ見つめた。


「この子の名前どうしようかな・・・」


子猫をジーっと見つめる。何か良い名前が浮かんだらしい。


「レオンにしようvV」


そう言いながらは子猫を撫でた。


「レオン。今日からお前はレオンだvV」


レオンと呼ばれた子猫は気持ちよさそうにミーと鳴いた。




家に帰ったはロイを納得(脅)して子猫を飼えるようにした。




FIN