「エド!!久しぶり!!」
そう言ってエドに話し掛けてきたのは、有名ボーカリストの・・・
「ティア!!久しぶりだな!!何時こっちに戻ってきたんだ?」
そう、今人気のティア。
私もファンだからいいんだけど、何か妬ける・・・
さっきから、エドは私の事お構いなしでティアと話してる・・・
「今ね、ドラマの収録があってこっちに戻ってきたんだ。
あれ?隣に居るのって彼女?」
そう言って私を見た。
ティアはテレビで見ても大人っぽくて、私とは大違い・・・
エドはこういう女性の方が好きなのかな・・・?
「そ、俺の彼女♪」
「へぇ〜〜・・・遂に彼女つくったか。豆。」
「豆言うな!!」
豆と言う言葉に過剰反応するエド。
「エド、落ち着きなよ・・・」
今にもティアに殴りかかろうとするエド。
「可愛い彼女じゃない。
エドには勿体無いくらいね。」
そう言って、私の頭を撫でるティア。
・・・スタイルいいなぁ。(マテ
「と・・・もうこんな時間だ。
じゃぁね。エド。」
そう言ってティアは手を振って去って行った。
・・・私の機嫌は最高潮に悪い。
「・・・どうしたんだよ・・・」
「何でもない。」
そう言ってそっぽを向く。
エドが他の女の人と仲良くしてるのが気に食わない。
「・・・機嫌直せって。な?」
「ぶ〜〜・・・」
そう言われても私の機嫌が直る筈もなく。
「・・・んじゃ、今日の予定は変更!!」
「え?」
「俺ん家行ってゆっくりしようぜ?
今日はアル出掛けるみたいで、邪魔は入んねぇぞ?」
そう言うことで、エドの家に向ったのは良いんだけど・・・
「何でお前が此処に居るわけ?」
ティアがエドの家でくつろいでまいた。
「へ?アルに会いに来たんだけど、居なくて・・・
合鍵貰ってるから勝手に入っちゃいました。」
私、まだ貰ってないのに・・・
「・・・帰れ。」
「酷!!」
エドに帰れと言われ、落ち込むティア。
「酷くねぇだろ?」
「そんな事いわないでよ〜〜。
エドと私の仲でしょvV」
・・・キレて良いですか?(マテ
「誤解を招くような事言うなよ!!」
「あれ?そうだっけ?」
「お前なぁ・・・!!」
「エド。」
最高の笑顔でエドの名前を呼んだ。
「どう言う事か、説明してくれるかな?」
エドの固まった表情。
いい加減に怒るよ?私。
「だから、何にもねぇって!!」
「それ元カノに言うセリフ?」
ウルウルした瞳でエドを見るティア。
「元カノでもねぇ!!」
「エド〜〜〜?」
私の黒い笑、最高潮。
「だから、誤解だ!!」
「まだそんな事言うの?」
私達のやり取りなんかお構いなしで、紅茶を啜るティア。
「ただいま〜〜。」
「あ、アルだ〜〜〜vV」
アルがリビングに入ってくると、即座に抱きつくティア。
「テ・・・ティア?」
「アル〜〜〜!!会いたかったよ〜〜〜vV」
固まる私と、溜め息を付くエド。
「こう言う事。解かったか?。」
「何?ティアまた兄さん苛めて遊んでたの?」
「だって、エド面白いんだもん♪」
そう言ってアルを見上げるティア。
「私はエドと何にもないよvV安心してvV」
そう言って、アルを抱き締める。
「だから言っただろう?誤解だって・・・
彼奴はアルの彼女何だよ・・・」
そう言って更に溜め息。
・・・そう言う事だったんだぁ。
「ごめんね。エド苛めるの楽しくてvV」
「だから苛めるなよ!!」
叫ぶエド。
ソファーに座ってティアと話すことになった。
「ティアは根っからのショタコンなんだよ。」
「ショタコンって言い方酷くない?」
「お前、自分の年齢考えろ。」
「・・・23。」
「23が15の男好きになれば、れっきとしたショタだろ。」
「愛さえあれば年齢なんて関係ないわよ♪
ね、アル♪」
「その年の差は犯罪だろ。」
「兄さん、その言い方ないんじゃない?」
アルの笑が怖い・・・
「・・・兎に角はそう言う事。」
「・・・ごめんね・・・エド・・・」
頭を下げて、私はエドに謝った。
「んな、謝んなくて良いって。
誤解を招いたのはこいつだ。」
そう言って、エドはティアを指差した。
「まぁ・・・確かに私にも非があるし・・・」
「手前ぇが元凶だろ。」
「も〜〜・・・解かったよ・・・
ちゃん、本当にごめんね?」
笑顔で謝られても・・・(悩
「お詫びと言ったらなんだけど・・・
今度地方ライブがあるんだけど、見に来ない?
勿論、エドも一緒で。」
「ホントですか?!」
ティアのライブは人気があって、チケットも即完売。
一回行きたかったんだ〜〜・・・
「勿論vV」
「ありがとうございます!!」
うわ〜〜・・・嬉しいなぁ・・・
「あれ、お前ティアのファンだったのか?」
「うん。家にCDあるよ。
今の所全部集めてる〜〜vV」
そう、根っからのファンなんだよねvV
「こんな近くに私のファンが居るとは・・・
嬉しいなぁ・・・vV
あ、アド交換しない?折角だし、エドに対する愚痴とかも受け付けちゃうよ?」
「ついでに簡単な苛め方も教えてくださいvV」
「マテや・・・コラ・・・」
私の発言に落ち込むエド。
「そうそう、エドはリードするタイプって言うより、リードされるタイプだから。
ちゃんが引っ張っていかなきゃダメよ?」
「解かりました!!」
「・・・年下にリードされたら終わりだ・・・」
また落ち込むエド。
「兄さん・・・そんなに落ち込まないでよ・・・」
そう言ってエドを宥めるアル。
「暫くはこっちに居るから、オフの日に遊ばない?」
「良いですね♪何処に行きましょうか?」
話に盛り上がる私達。
これから先、エドの過去の話が私のイジメのネタになりました♪
FIN
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