――エドと付き合い始めて半年。
  今日はエドとデートする事になった。
  のは良いんだけど・・・――


嫉妬?


「エド!!久しぶり!!」


そう言ってエドに話し掛けてきたのは、有名ボーカリストの・・・


「ティア!!久しぶりだな!!何時こっちに戻ってきたんだ?」


そう、今人気のティア。
私もファンだからいいんだけど、何か妬ける・・・
さっきから、エドは私の事お構いなしでティアと話してる・・・


「今ね、ドラマの収録があってこっちに戻ってきたんだ。
あれ?隣に居るのって彼女?」


そう言って私を見た。
ティアはテレビで見ても大人っぽくて、私とは大違い・・・
エドはこういう女性の方が好きなのかな・・・?


「そ、俺の彼女♪」


「へぇ〜〜・・・遂に彼女つくったか。豆。」


「豆言うな!!」


豆と言う言葉に過剰反応するエド。


「エド、落ち着きなよ・・・」


今にもティアに殴りかかろうとするエド。


「可愛い彼女じゃない。
エドには勿体無いくらいね。」


そう言って、私の頭を撫でるティア。
・・・スタイルいいなぁ。(マテ


「と・・・もうこんな時間だ。
じゃぁね。エド。」


そう言ってティアは手を振って去って行った。
・・・私の機嫌は最高潮に悪い。


「・・・どうしたんだよ・・・」


「何でもない。」


そう言ってそっぽを向く。
エドが他の女の人と仲良くしてるのが気に食わない。


「・・・機嫌直せって。な?」


「ぶ〜〜・・・」


そう言われても私の機嫌が直る筈もなく。


「・・・んじゃ、今日の予定は変更!!」


「え?」


「俺ん家行ってゆっくりしようぜ?
今日はアル出掛けるみたいで、邪魔は入んねぇぞ?」


そう言うことで、エドの家に向ったのは良いんだけど・・・


「何でお前が此処に居るわけ?」


ティアがエドの家でくつろいでまいた。
「へ?アルに会いに来たんだけど、居なくて・・・
合鍵貰ってるから勝手に入っちゃいました。」


私、まだ貰ってないのに・・・


「・・・帰れ。」


「酷!!」


エドに帰れと言われ、落ち込むティア。


「酷くねぇだろ?」


「そんな事いわないでよ〜〜。
エドと私の仲でしょvV」


・・・キレて良いですか?(マテ


「誤解を招くような事言うなよ!!」


「あれ?そうだっけ?」


「お前なぁ・・・!!」


「エド。」


最高の笑顔でエドの名前を呼んだ。


「どう言う事か、説明してくれるかな?」


エドの固まった表情。
いい加減に怒るよ?私。


「だから、何にもねぇって!!」


「それ元カノに言うセリフ?」


ウルウルした瞳でエドを見るティア。


「元カノでもねぇ!!」


「エド〜〜〜?」


私の黒い笑、最高潮。


「だから、誤解だ!!」


「まだそんな事言うの?」


私達のやり取りなんかお構いなしで、紅茶を啜るティア。


「ただいま〜〜。」


「あ、アルだ〜〜〜vV」


アルがリビングに入ってくると、即座に抱きつくティア。


「テ・・・ティア?」


「アル〜〜〜!!会いたかったよ〜〜〜vV」


固まる私と、溜め息を付くエド。


「こう言う事。解かったか?。」


「何?ティアまた兄さん苛めて遊んでたの?」


「だって、エド面白いんだもん♪」


そう言ってアルを見上げるティア。


「私はエドと何にもないよvV安心してvV」


そう言って、アルを抱き締める。


「だから言っただろう?誤解だって・・・
彼奴はアルの彼女何だよ・・・」


そう言って更に溜め息。
・・・そう言う事だったんだぁ。


「ごめんね。エド苛めるの楽しくてvV」


「だから苛めるなよ!!」


叫ぶエド。
ソファーに座ってティアと話すことになった。


「ティアは根っからのショタコンなんだよ。」


「ショタコンって言い方酷くない?」


「お前、自分の年齢考えろ。」


「・・・23。」


「23が15の男好きになれば、れっきとしたショタだろ。」


「愛さえあれば年齢なんて関係ないわよ♪
ね、アル♪」


「その年の差は犯罪だろ。」


「兄さん、その言い方ないんじゃない?」


アルの笑が怖い・・・


「・・・兎に角はそう言う事。」


「・・・ごめんね・・・エド・・・」


頭を下げて、私はエドに謝った。


「んな、謝んなくて良いって。
誤解を招いたのはこいつだ。」


そう言って、エドはティアを指差した。


「まぁ・・・確かに私にも非があるし・・・」


「手前ぇが元凶だろ。」


「も〜〜・・・解かったよ・・・
ちゃん、本当にごめんね?」


笑顔で謝られても・・・(悩


「お詫びと言ったらなんだけど・・・
今度地方ライブがあるんだけど、見に来ない?
勿論、エドも一緒で。」


「ホントですか?!」


ティアのライブは人気があって、チケットも即完売。
一回行きたかったんだ〜〜・・・


「勿論vV」


「ありがとうございます!!」


うわ〜〜・・・嬉しいなぁ・・・


「あれ、お前ティアのファンだったのか?」


「うん。家にCDあるよ。
今の所全部集めてる〜〜vV」


そう、根っからのファンなんだよねvV


「こんな近くに私のファンが居るとは・・・
嬉しいなぁ・・・vV
あ、アド交換しない?折角だし、エドに対する愚痴とかも受け付けちゃうよ?」


「ついでに簡単な苛め方も教えてくださいvV」


「マテや・・・コラ・・・」


私の発言に落ち込むエド。


「そうそう、エドはリードするタイプって言うより、リードされるタイプだから。
ちゃんが引っ張っていかなきゃダメよ?」


「解かりました!!」


「・・・年下にリードされたら終わりだ・・・」


また落ち込むエド。


「兄さん・・・そんなに落ち込まないでよ・・・」


そう言ってエドを宥めるアル。


「暫くはこっちに居るから、オフの日に遊ばない?」


「良いですね♪何処に行きましょうか?」


話に盛り上がる私達。




これから先、エドの過去の話が私のイジメのネタになりました♪




FIN