「大佐、話って何だ?」


エドとロイが居る場所・・・そこは人気の無い資料室。


「君とが付き合うと聞いたからな・・・」


「大佐に何か関係あるのか?」



序章六『焔と鋼』

エドの言葉に今まで冷静で居たロイがキレた。


「関係あるに決まっている!!彼女は私の妹なのだから!!」


「は?何言ってるんだ・・・?」


「・・・から聞いて居ないのか?」


エドの反応にロイは疑問を覚えた。


「全然。でも、兄だからって何で俺が大佐に呼び出されなきゃいけないんだよ・・・」


「鋼のは軍人だからだ。」


「は?」


「何時戦争に駆り出され、何時死ぬかわからない君に、を任せられない。」


淡々と話すロイ。その話についていけないエド。


「ちょっと待てよ!!じゃぁ何か!!俺が軍人じゃなければ良いのかよ!!!」


「君がもし死んだらはどうなる!!親父が死んで人体錬成を試みただ!!また同じ事を繰り返すかも知れないだろう!!!!」


もしも、エドが死んだらは人体錬成をするだろう。愛する者を2度も失いたくない。彼もようやく話が解かったみたいだった。


「でも・・・俺はとは別れない・・・」


「鋼のならそう言うと思った・・・」


真剣な表情のエド。溜め息を吐きながらロイ彼を見た。


「鋼の・・・一つだけ約束をしてくれ・・・」


「何だよ・・・」


「絶対に死ぬな。の為にも。それが守れるならとの交際を認めてやる。」


ロイの顔が少しだけ笑顔に変わっていた。


「勿論!!絶対何があっても死なねぇよ!!!」


エドも笑顔で答えた。




ロイ公認となった二人の恋・・・



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