此処はの自室。
「観世・・・何時か殺す・・・」
「お前一応神だろうが・・・」
机に突っ伏していたは声が聞こえた途端起き上がった。
第六章『子育ては大変(笑)』
「観世!!」
「折角遊びに来てやったのに・・・なんだよ・・・」
「何が遊び来てやっただ!!」
食いつくように叫ぶ。それもとても面白そうに見つめる観世音。
金晴眼の少年・・・『悟空』を預かってから随分と遊びにくるようになった観世音。と気が合うのか、たまに将棋などをして遊んでいる。
「お前も随分と変わったな。金蝉と同じくらいにな。」
「そうか?」
「自覚無いのか?前はお堅い表情してたぜ。」
ククと喉を鳴らしながら笑う観世音。その行動にムッと来る。
「元々殺戮人形として生まれてきたからな・・・人形に感情なんて必要ねぇんだよ。っと・・・」
言い終わるとはドアの方に歩いていった。
「何処に行くんだ?」
「悟空と約束があるんだ。行って来る。」
はそのまま自室を出て行った。その後ろ姿を見送る観世音。
「ホント・・・随分と変わったな。」
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